エスノグラフィック・アプローチによるデザイン思考〜 ユーザー体験を創造する新しいアプローチ 〜2019年

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ワークショップの目的

本ワークショップは、世界的に注目されている
「デザイン思考」と「エスノグラフィ調査(ユーザー観察調査)」の基礎を学び、
皆様の創造的活動の支援につながることを目的としています。

デザイン思考とは

言葉にはデザインが含まれていますが、通常行われているデザインプロセスを参考にしながら作りあげられた方法論で、誰もが新しい商品やサービスを創造できるようになることを目的としています。

アメリカを代表するデザインコンサルティング会社のIDEOが実践を始め、その後スタンフォード大学の学部横断的な研究所であるd.schoolが教育の一環として採用した経緯があります。
デザイン思考のプロセスには、主に次の5つのステップがあります。

デザイン思考の5つのステップ デザイン思考の5つのステップ

この講座では、これらのステップを一通り行います。【1.ユーザーを理解する】では、エスノグラフィ調査すなわちエスノグラフィックアプローチを、【4.アイディアを形にする】では、ダーティプロトタイピング(ラフなプロトタイプ)を作ることを体験いたします。

本ワークショップの特徴

本ワークショップは、パーソナルコンピュータの基礎を築き、エスノグラフィをビジネスに早くから応用した米国のゼロックスの研究所であるパロアルト研究所(PARC)に所属していた関東学院大・佐々教授が主に担当します。

デザイン思考のステップである【1.ユーザーを理解する】において、講師がエスノグラフィ調査(ユーザー観察調査)に造詣が深いため、エスノグラフィック・アプローチに重点を置いている点に特徴があります。

また、グループワークの際に、デザイン思考を学んでいる学生を各グループ1、2名ずつ含め、若い発想に触れることができます。
本ワークショップは、日本企業向けにアレンジされたプログラムに設計されています。デザインと関係の薄い方にも、丁寧に手法をお伝えします。

日程・会場

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主なプログラム内容

1.デザイン思考とは何か、エスノグラフィとは何か(座学)
2.デザイン思考の各ステップを体験(主に演習)
3.リフレクション(ワークショップを今後のビジネスに活かすためのディスカッション)

※ 本講座は日本語で行われます。
※ 下表は新型コロナ感染拡大前のプログラムで、2日間となっていますが、今回は2日半となります。

Day1
AM PM

オリエンテーション

  • プログラムの紹介

講義

  • デザイン思考とは
  • エスノグラフィックアプローチとは

教室外演習

  • 観察調査

演習・講義

  • 観察の分析
  • アイディア出しをスムーズに行う
  • アイディア出し
Day2
AM PM

演習・講義

  • アイディアの結合
  • ダーティプロトタイプの重要性の認識
  • ダーティプロトタイプの製作

演習・講義

  • プレゼンテーション準備
  • プレゼンテーション
  • アイディアの評価
  • ワークショップの振り返り

参加費用

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問い合わせ先・申し込み方法など

申し込み方法:https://form.run/@sasaまでお願いいたします。
お問い合わせ:sasa(アットマーク)kanto-gakuin.ac.jp
お急ぎの場合は 080-4009-2100 佐々携帯まで

講師(ファシリテーター)

佐々 牧雄

関東学院大学
人間共生学部共生デザイン学科 教授
博士(工学)

佐々 牧雄

前職はGUIの発明など現代コンピュータの礎を築いたことで知られる米国ゼロックスの研究所であるパロアルト研究所(PARC)に在籍、PARC日本代表を務める。
PARCではエスノグラフィ(民族誌学)を活用したイノベーションの研究とその活用で様々な企業に対してコンサルティングを行う。PARCは文化人類学で行われていたエスノグラフィを1970年初頭にビジネスやテクノロジーに応用したことで知られている。エスノグラフィやデザイン思考を活用した商品企画、製品・サービスデザイン、及びそのデザインマネジメントが専門。

1984年:
千葉大学工業意匠学科卒業後、NECにてインダストリアルデザイナーとして情報機器の企画・デザインを担当。
1991年:
日産自動車の戦略的子会社でデザインマネジメント・コンサルティング会社である株式会社イードに移籍。様々な自動車メーカー、情報機器メーカー、政府機関などのコンサルティング業務に従事。ユーザーエクスペリエンス部立ち上げに関わり部長職を務めた後に退職。
2009年:
千葉大学にて博士号取得のために研究を開始し、2012年に博士(工学)を授与される。
2012年:
パロアルト研究所(PARC)日本代表
2016年より現職

中本 和宏

体験デザイン研究所 研究員
千葉工業大学
先進工学部准教授(情報デザイン領域)
博士(工学)

中本 和宏

IT系企業デザイン室、コンサルタントにてユーザインタフェースデザイン、デザインリサーチに従事。その後デザインマネジメントの研究で博士を取得。
ユーザインタフェースと感覚に関するデザイン、IOTやCGを応用したデザインを中心に研究し、これらにデザイン思考、評価グリッド法を適用し実践している。

1997年:
千葉大学工業意匠学専攻博士課程(前期)修了
1999年:
企業デザイン室にてユーザインタフェースデザインに従事
2003年:
コンサルティング会社にてデザインリサーチに従事
2009年:
千葉大学博士課程(後期)修了 博士(工学)翌年から千葉工業大学工学部デザイン科学科助教
2017年:
千葉工業大学先進工学部准教授(情報デザイン領域)

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